よくテレビ・ラジオで聞く「精神科の病院に通院中だった」との表現をして、報道するのを耳にする。
そう聞くと、メンタルヘルス(精神科の病院と言うとなんか嫌なので)にかかっている人はキチガイだとか、みんなそういう殺人とか、事件を起こす犯罪者のように聞こえる。
僕も昔精神疾患について詳しくない時は、偏見の目で見ていた。
ただ、それは正しくないことだということがのちのちわかった。
1つ目の理由にそのメディアで事件を起こしたとされるメンタルヘルスにかかっていたとされる人は、たいてい症状が悪化して、通院や治療をやめてしまった人だからだ。
メンタルの疾患の人で、一時的に症状が軽くなりお薬の必要性を感じなくなった人が断薬(薬をやめてしまう)ことが多々あり、そのやめた人はそうでない人に比べて倍は再発してしまうのだそう。
しかも悪化して病前より症状が悪化するらしい。
2つ目の理由は周りにいるメンタルの疾患の人を見て案外そうでない人との差があまり感じないから。
独り言を言ったり、急に笑ったりして、はたから見ると不気味なのだけどそういう人は、妄想や幻覚などの症状が出てつらかったり、不安だったりする。
実際僕も急に笑いだしたり、独り言をしゃべったり、かなり症状が出ていた。
不気味だったり、その病気の人ではなかったりすると、「普通」じゃないと感じる方もいると思う。
でも普通の定義ってなんだろう。
普通とは辞書で調べてみると・・・
特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえだということ。またそのさま。
goo国語辞書
前にも述べたが統合失調症だけでも、100人に1人の割合だ。
何の病気かは忘れたが、かなりメジャーな基礎疾患と言われている病気よりはるかに有病率が高いそうだ。
治療していない人もいてもっと実際の患者数は多いそう。
だから「普通じゃない」という指摘にはあたらない。
僕はこの病気と共生してきたので、今の状態が「普通」である。
この話は長くなりそうなので次回に続く。
次回は障害とは、について語っていこうかと思う
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